ホテルメトロポリタン秋田・ノースウイング~秋田駅のトレインビューを愉しむ~



「最近ってビジネスホテルも高いね~」という愚痴

 秋田輪行駅巡りの旅、一泊目は秋田市に宿泊しようと宿を探した。

 ほぼ寝るだけと思いビジネスホテルを探したら、どこも意外と高い。今までの感覚で6000~8000円程度で泊まれた所がそれ以上で、中には1万越えも。物価の上昇や賃金アップの流れを受けてか…。それともコロナウィルスのプレッシャーから解放され、旅行機運が高まり、強気の値段設定なのか…?まあ、物価は昔に比べれば上がっていくもので、デフレが続くのも良くなく、宿泊費の上昇は、こちらも価値観をアップデートしなければいけないのかもしれないけど…

 でも、そこで四つ星ホテル、あるいはシティホテルを称されるワンランク上のホテルを見てみると、ビジネスホテルよりはやっぱり高い。けれど価格差は数千円。ちょうど去年2022年と同じ時期、鳥取市のホテルを選んでいる時も思ったのだけれど、これなら数千円プラスしてシティホテルに泊まった方が満足感が得られるのではと思った。

 そこで色々当たったのだけれど、どうせならプラスアルファの楽しみをと思い、部屋から列車が眺められそうなホテルメトロポリタン秋田の新館、ノースウイングにしてみた。秋田駅西北側に位置し、線路近くに並行に建てられ大いに期待できる。ちなみに本館はトレインビュー環境はあまりよく無さそう、たぶん…

秋田駅至近の便利なホテル

 羽越本線の羽後亀田駅を訪れた。もう一駅訪れる計画を立てていたのだけれど、朝早かった事もあり疲れていて、もうホテルに向かう事にした。

JR秋田駅、秋田新幹線、奥羽本線、羽越線、男鹿線の列車が交わる要衝

 午後5時過ぎに秋田駅に到着。ホテルは西口にあり、JR東日本系列のホテルという事もあり、駅から徒歩1分程度、駅前というかほどんど駅内という好立地で、折りたたんだ自転車という重い荷物を持つ私も楽々。隣にセブンイレブンもあり、夜遅い到着でも安心。

ホテルメトロポリタン秋田、フロント前のロビー

 フロント前のロビー。現代的でお洒落な内装だけど、木材も使われ落ち着いた雰囲気。

 宿泊するのはノースウイングだけど、フロントは本館で共通。そしてチェックイン。シングルルームを予約していて、その時に「東向きの線路に面した列車がよく見える部屋」とリクエストしていた。しかしシングルルームは全室西向きとの事。ホテルのウェブサイトで、それっぽい事は書いてあったのだけど、シングルルームはいっぱいある事だろうから、少しは線路側の部屋もあるのではと思っていたのだけれど、アテが外れた…

 だけど数千円のアップグレード料金で線路側のダブルルームを用意してくれると言う。「ビジネスホテルと数千円違う程度なら…」という考えからは外れるけど、折角の滞在なので、有り難く受ける事にした。

ホテルメトロポリタン秋田、なまはげのお面

 秋田らしく、館内にはなまはげのお面も。子供が見たら泣き出しそうだけど、なまはげってそういうもんか。

ホテルメトロポリタン秋田、本館-ノースウイング間の通路

 新館のノースウインウイングへは1階の通路で繋がっていた。

新館ノースウイングのダブルルームでトレインビュー

 指定された部屋は4階のいちばん南寄りの部屋だった。

ホテルメトロポリタン秋田ダブルルーム(ノースウイング側)

 ホテルメトロポリタン秋田のダブルルーム。一人では十分な広さで、無機質なビジネスホテルと違い、洒落ていて落ち着いた内装。ゆったり過ごせそう。

ホテルメトロポリタン秋田ノースウイング、デスク周り

 デスク周り。ライトやコーナの置物もお洒落で、シティホテルのゆとりを感じさせる。新しいので、コンセントの数も心配なし。

 ホテルではデスクの壁に大きな鏡が設置されている場合が多いのだが、自分の姿が一々映って気になるから大嫌いだ。無いのは自分にとってプラスの評価。アレ、ついでに言うと、ビビりの私には、何か後ろに立ってるのが見えてしまうのではとも(笑) ちなみに鏡は引き出しの中に、大きめの折りたたみのがあった。

ホテルメトロポリタン秋田ノースウイング、バスなど水回り

 洗面所、バスと言った水回り。お風呂はバスタブだけじゃなく、洗い場もある日本式。洗面器と椅子も。こっちの方が落ち着ける


 そしてカーテンを開けると…

ホテルメトロポリタン秋田から眺めた秋田駅ホーム

 裏道を一本隔てただけで、秋田駅の眺めがすぐそこの期待通りのトレインビュー!手前の建物が少々、鬱陶しいけれど…。

ホテルメトロポリタン秋田、トレインビューを愉しめる部屋

 足元まである広い窓も素晴らしい。小テーブルとソファーを窓際に置き、ゆったりと眺められる配置に。これでグラスを傾け、ルームサービスとか夕食を食べながらだったら、まさに悦楽のトレインビュー(※宿泊時、ルームサービスは休止中。)。

 4階と比較的低層なので、列車や駅とのとの距離感が近いのもいい。しかしあまりにだらしなくしていると、通行人の目に留まってしまいそうなので、油断は禁物(笑)


 ホテルは秋田駅ホーム北側あたりの真横に位置している。長いホームだけど、今は数両編成の列車が主で、多くの列車がホーム中央~南寄りに停車するよう。北寄りのこのへんは人影まばら。駅の様子を眺められるのは面白いけど、編成をよく眺めたいなら、もっと北よりの部屋がいいかもしれない。

秋田駅に入線する青森からの特急つがる6号

 でも左を向けば秋田駅を離発着する列車の編成が眺められる。

 写真は青森発秋田18時41分着の特急つがる6号。秋田-青森間の特急列車は1日3往復で、このつがる6号は青森発の最終の特急。下りの最終は15時52分に出発済み。秋田-青森の流動ってそんなに少ないんですかね。20年位昔は、大阪からの特急白鳥が、たぶんこの位の時間に到着し、夜に青森に向けて最後の力走を見せたものですが…


 外で夕食を食べ、お風呂に入った後、お休み前のトレインビュー。

ホテルメトロポリタン秋田から見る夜の秋田駅

 秋田23時17分発八郎潟行きの普通列車。奥羽本線下りは残す所、23時59分発の八郎潟行きだけ。最終の出発を見守ってベッドに潜り込んだ。

秋田名物並ぶ朝食ビュッフェ

 翌朝…

ホテルから朝の秋田駅を眺める

 おはよう!秋田駅。今日もよく晴れて、暑くなりそう。


 身支度を整え朝食へ。朝食ビュッフェは本館3階の中国料理レストランで。

 料理は秋田の産物や郷土料理がたくさんあった。

朝食バイキングのきりたんぽ、ホテルメトロポリタン秋田

 秋田名物の食べ物と言えば、何といっても、きりたんぽ!!この隣にはきりたんぽ鍋も。

ホテルメトロポリタン秋田、朝食バイキングの稲庭うどん

 稲庭うどん。わんこそば状態。

ホテルメトロポリタン秋田、朝食バイキングのじゅんさい

 水草の一種、じゅんさい。秋田名物の表記は無かったが、40㎞北にある三種町はじゅんさいの生産量が日本一だとか。

ホテルメトロポリタン秋田朝食バイキング、秋田名物いぶりがっこ

 いぶりがっこ。大根の燻製とか。

ホテルメトロポリタン秋田、秋田名物いっぱいの朝食ビュッフェ

 秋田の食で固めた朝ごはん。お米はもちろんあきたこまち。朝食ビュッフェでは、パンやコーンフレークを取る事が多いけど、秋田と言えばあきたこまちなので、珍しくご飯に。

 何気に取ったやきそば、後できりたんぽ鍋を取りに行った時に気づいたのですが、男鹿しょっつる焼きそばというご当地グルメ。しょっつるは、はたはたなどを使った秋田県の伝統的な魚醤。

ホテルメトロポリタン秋田、朝食レストランから見る秋田駅

 ちょうど秋田駅と駅前を眺められるいい席に座れた。景色を愉しみながら、美味しく頂いた。

朝のトレインビュー、秋田新幹線こまちは見られないけど…

 朝食から戻ってきて、出発までのしばしの間、トレインビュー。

 いい眺めだけど、秋田駅の花形、秋田新幹線が見られない点はちょっと残念。逆に男鹿線の列車など、たぶん北側でしか見られない列車も。普段見られない列車が行き交う風景、これもまた旅情…

朝の通勤通学時間帯の秋田駅、普通列車から下車した人々

 大館からの7時44分秋田終着の快速列車。下車した大勢の人が改札に流れてゆく風景は、県都秋田市の朝を実感。

秋田駅に到着した男鹿線の普通列車、蓄電池駆動電車のEV-E801系

 男鹿線からの普通列車。男鹿線に投入されるEV-E801系電車が見られるのは、やはり秋田ならでは。朝の通勤通学時間に合わせ4両だった。

秋田駅を出発する快速リゾートしらかみ1号橅編成

 8時19分発、五能線を経由し青森までむかう快速のリゾートしらかみ1号。橅編成だった。

[2023年(令和5年)9月訪問](秋田県秋田市)

ホテル評価

(※評価について)

ホテルクラス シティホテル
部屋の設備・造り ★★★★★
部屋の清掃・メンテナンス ★★★★★
館内の雰囲気 ★★★★★
接遇・対応 ★★★
朝食 ★★★★
トレインビュー ★★★★★
ホテルクラスに見合うか? ★★★★★
また泊まりたいか ★★★★★
総合評価(5点満点中) 4.6