和歌山県(1) - 駅と駅舎の旅写真館

和歌山県の印象的な駅をめぐる鉄道の旅。
木造駅舎など古く趣きある駅舎、ローカル線の無人駅、ふらりと下車し心魅かれた駅etc…。春夏秋冬、駅を巡る旅『駅旅』で目の当たりにした心に残る風景。駅構内設備、駅前や周辺の気になるモノ。
太平洋を眺めながら紀伊半島を一周するJR紀勢本線は印象深く、改修されながらも味わいを残した木造駅舎も・・・。


名手駅(JR西日本・和歌山線)~改修されながらも100年以上佇む木造駅舎~

大正2年築の木造駅舎が残る名手駅(JR西日本和歌山線)

名手駅の開業は1901年(明治34年)10月1日。和歌山線の起源となる紀和鉄道時代。粉河駅‐橋本間は前年の1900年11月25日に開業していて、名手駅も設置される予定だった。村内のどこに設置するかで争議となり、結果として約1年開業が遅れた。現在の木造駅舎が建てられたのは1913年(大正2年)と百年越え…

紀州鉄道・西御坊駅~ミニローカル私鉄の終着駅、そして日高川駅跡へ…~

紀州鉄道の終着駅・西御坊駅の木造駅舎

JR御坊駅から紀州鉄道の御坊駅へ。路線距離2.7㎞で日本一短いローカル私鉄と称される紀州鉄道、運賃表は小さい看板一枚でこと足りる…わずか10分程度で終着駅の御坊駅に到着した。1面1線の棒線駅で、古めかしい木造駅舎が街並みの一角に遠慮がちに佇む姿は、昔ながらの私鉄小駅らしい風情溢れる…

東松江駅 (南海電鉄・加太線)~静かに余生を送っているような木造駅舎~

南海電鉄加太線・東松江駅、県道7号線沿いの木造駅舎

東松江駅の開業は、加太軽便鉄道時代の1930年(昭和5年)の12月1日。当時、和歌山市駅方面へは現在の紀の川駅経由と違い、南東に進み北島駅を経由し、紀の川を渡り至っていた。紀の川駅への現在のルートが開業したのは1944年(昭和19年)。現在の木造駅舎は1948年(昭和23年)の南海電鉄時代に建てられた…

高野下駅舎ホテル、今度は広い方の部屋「高野」に宿泊した!

南海高野線、高野下・駅舎ホテル「高野」の部屋

南海電鉄高野線、大正14年(1925年)築の高野下駅の駅舎を改装したホテル。以前、小さい方の部屋「天空」に宿泊。少々、お高いものの、行き来する列車を間近に眺められる部屋と、木造駅舎の中に泊まれ、まさに鉄道ファンには至高の空間。もう一つの部屋「高野」にもいつか必ず泊まろうと決めていました…

高野下駅舎ホテル、朝食は九度山駅のおにぎり屋「おむすびスタンドくど」で…

九度山駅おにぎり屋「おむすびスタンドくど」のおにぎりセット

南海電鉄高野線、高野下駅に開業した駅舎ホテルにはレストランは無い。しかし隣の九度山駅に同時にオープンしたおにぎり屋「おむすびスタンドくど」での朝食サービスがあり、九度山駅‐高野下駅間の往復切符も付いてくる。九度山駅の木造駅舎は、数年前に「真田の赤備え」で改修されていた…

南海電鉄高野線、高野下駅舎ホテルに泊まった!~[2] 宿泊記~

南海電鉄・高野下駅、駅舎ホテル「天空」、ベッドサイドには運転席のシート

高野下駅舎ホテル、予約は主要なホテル予約サイトでもできるが、公式サイトで直接予約した。折り返し予約確認、各種個人情報を入力依頼、チェックイン方法は宿泊の二日前に案内するけど、個人情報の入力をしなければチェックインの案内は送らない等々…

南海電鉄・高野線、高野下駅舎ホテルに泊まった!~[1] 改修前編~

南海電鉄高野線・高野下駅、高床式の木造駅舎

南海電鉄高野線、高野下駅の木造駅舎がホテルに改修され開業した。正式名称は 「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」。南海電鉄の協力のもと、KIRINJIという会社が運営するとの事。高野下駅と言えば、駅開業1925年(大正14年)以来の木造駅舎が残っている…

紀伊浦神駅 (JR西日本・紀勢本線)~ひそかな古き味わいが楽しい木造駅舎~

JR西日本・紀勢本線・紀伊浦神駅、古い木造駅舎が残る

2013年年明けの紀勢本線駅巡りの旅で、最後に訪れたのが木造駅舎が残る紀伊浦神駅だった。駅舎は傾く太陽の光を浴びながら佇んでいた頃だった。ホームから列車が離れた後、駅舎を見てみた。改修されていて木の質感溢れるいでたちという訳ではないが…

紀伊有田駅(JR西日本・紀勢本線)~木造駅舎の旅~

JR西日本・紀勢本線・紀伊有田駅、昭和15年築の改修された木造駅舎

改修されてはいるけど、一応木造駅舎という事で、大した期待もせずに下車してみた。しかしその期待をいい意味で裏切る古い味わいを残す駅舎だった。

 石積みのプラットホーム、僅かに古さを残す駅舎外観も興味深かったが…

紀伊清水駅 (南海電鉄高野線)~藤の花びら舞い散る枯れた池~

南海高野線・紀伊清水駅構内、プラットホームと廃れた枯池

NHKの熱中時間に出た時、南海高野線でロケ中に、紀伊清水駅の枯池の存在をたまたま知って、予定外にこの駅で収録する事になった。収録という事で 遠慮があったので(笑)、ひとりでもう一度心ゆくまで見てみたいと再訪した。そして、藤棚も印象的だったので、藤が咲いていそうな時期を狙って再訪してみた…