瀬戸線(1) - 駅と駅舎の旅写真館

名鉄瀬戸線の印象的な駅をめぐる鉄道の旅。
名古屋の中心部・栄町と瀬戸市の尾張瀬戸駅を結ぶ20.6kmの路線。20駅を擁する。尾張瀬戸駅は重厚な洋風駅舎として知られていた。戦時中に休止され、その後、廃止に至った駅が多く、半世紀以上過ぎた現在でも、その痕跡が残る。そんな駅の一つ、笠寺道駅は21世紀になっても旧駅舎が残っていた。



平池駅跡~名鉄瀬戸線の廃駅跡~

名鉄瀬戸線の廃駅・平池駅跡、駅舎があった下りホーム沿いの畑

名鉄瀬戸線・尾張旭‐三郷間にかつて平池という駅があった。こちらも霞ヶ丘駅、笠寺道駅などと同様、1944年(昭和19年)に休止になり、1969年(昭和44年)4月5日に廃止になった駅だ。駅名の由来になったのが、平池駅の北西にあった平池という池だろう…

笠寺道駅跡~名鉄瀬戸線の廃駅跡(2)~

名鉄瀬戸線、廃駅後40年過ても残る笠寺道駅駅舎。住居に転用

中日新聞の連載記事「街道を行く」に、名鉄瀬戸線の廃駅、笠寺道(かさでらみち)駅跡が取り上げられた。名古屋市北部の守山区、現在の瓢箪山(ひょうたんやま)‐小幡間にあった駅で、1944年(昭和19年)に営業休止となり、再開される事無く、1969年(昭和44年)4月5日、正式に廃駅になった…

霞ヶ丘駅跡~名鉄瀬戸線の廃駅跡(1)~

名鉄瀬戸線の廃駅、霞ヶ丘駅のプラットホーム跡を列車が通過

名鉄瀬戸線の霞ヶ丘駅は、現在の大森・金城学院前駅と印場駅の間にあった駅だ。1927年(昭和2年)の開業で、1944年(昭和19年)年に休止となった。そして、2度と復活する事無く、1969年(昭和44年)に正式に廃止となった。印場駅で下車し、出来るだけ線路沿いに栄の方に向けて歩き始めた…

尾張瀬戸駅(名鉄・瀬戸線)~洋風の旧駅舎、取壊し前のさよなら公開~

名鉄・瀬戸線・尾張瀬戸駅、取り壊しを控えた洋風の旧駅舎

名鉄瀬戸線の終点、尾張瀬戸駅の最初の記憶は、1978年(昭和53年)、栄町まで延長開業した時の事だ。その頃から鉄道好きだった私は、祖父に連れられて、初乗りに栄町駅からせとでんに乗ったものだ。尾張瀬戸駅に降り立った。その時、見たであろう駅舎のいでたちは全く記憶に残っていない…