3線が交わる津山駅至近のホテル
津山線、因美線、姫新線と、3路線4方向からの路線が交わる岡山県内陸部の街、津山市。中心駅は津山駅で、駅前にあるのが「ホテル・アルファーワン津山」です。全国に展開するビジネスホテルチェーン、アルファーワン(α1)の系列ホテルです。
4方向からの路線が交わると言っても、津山線を除く3方向は、列車の間隔が数時間も空く事もある難関区間。因美線や姫新線の駅を制覇しようとなると、今回の私の旅のように、早朝出発を余儀なくされます。
そういう場合、津山駅真横のアルファーワン津山に泊まるのが便利で、乗り鉄や駅巡りの旅でお世話になった鉄道ファンも多いのではと思います。

内装やファブリック類がピンク系の女性好みの雰囲気。
設備は標準的なビジネスホテルホテルの客室設備です。狭く若干古さを感じましたが、泊り心地は悪くなく、ごく普通のビジネスホテルでした。料金はお手頃でした。

鉄道旅行に便利な立地はもちろん、嬉しいのがステーション&トレインビューなのが嬉しい所。構内は広く、かつては津山機関区が置かれた鉄道の街だったのだなと…。今でも車両の停泊こそありますが、すっかりと落ち着いてしまった感があり、夜の闇の中で息を潜めているかのような空気感を漂わせています。

建物に遮られますが、津山駅ホームや発着する列車が眺められます。
泊まったのが東向きの面の部屋だったのですが、部屋の位置によっては有名な旧津山機関区の扇形機関車庫や車庫が一望の下にできるようです。
津山駅は中心街からやや離れた位置にあり、周囲はひっそりとしやや寂し気な感。駅の前を出雲街道・国道53号線が通り、西に少し歩くと国道沿いで見るロードサイト店のような店舗がいくつも建ち、郊外のような雰囲気が漂っていました。
コンビニは徒歩5分程度とやや歩きます。駅内にJR西日本系のコンビニがありますが、24時間営業でなく閉店が早いので不便です。飲食的は多くないです。
津山市の中心街は駅周囲ではなく、吉井川を渡った北側一帯で、飲食店や商店などが立ち並びます。以前、商店街を歩いていると、B’zのボーカル・稲葉浩志ゆかりという喫茶店があり驚いたものです。稲葉さんは岡山県津山出身だそうです。
翌朝は5時過ぎに津山駅へ…

津山中心街にもいくつかビジネスホテルがありますが、駅前ホテルの威力発揮で、早すぎる旅立ちの中、ぎりぎりまで寝られました。気分的にこの差は大きい!
まだ夜の闇に包まれた中、私はまだ目が覚め切らぬ心地ですが、駅はすっかり目を覚ましていました。煌々と明かりが灯る駅に、3本の始発列車が出発の時を待っていました。
[2012年(平成24年) 11月宿泊](岡山県津山市)
追記
客室はリニューアルされていて、2020年現在、暗めの色を基調としたシンプルで落ち着いた雰囲気となっているようです。