ワイズホテル旭川駅前~駅真横のトレインビューが愉しめるホテル~



鉄道の要衝・旭川駅隣接で北海道旅行に便利なホテル

 2020年9月の北海道旅行、二日目の宿は旭川。北海道の中ほどにあり、函館本線、宗谷本線、石北本線、富良野線の列車が交わる要衝・旭川駅は、鉄道旅行や観光の要となる駅。そんな地理的な条件から、ホテルは多いですが、やはり駅至近のホテルが便利。

 旭川駅の隣にあり最も近いと言えるホテルが二つあります。JRイン旭川は以前に泊まった事があったので、今度は
Y’s HOTEL 旭川駅前(ワイズホテルあさひかわえきまえ)」に(→公式ウェブサイト)。

 東西に伸びる高架駅の旭川駅に対し、JRインは西側に、ワイズホテルは東側と、両脇に対のように並び建ちます。

 ワイズホテルは初めて聞いたのですが、ビジネスホテルやカプセルホテルを手掛ける新興のホテルチェーンで、旭川駅前も2018年7月にオープンしたばかり。


 道央の保存駅舎を巡り、19時位にチェックインすると…

旭川に泊まるともらえ

 「旭川飲食おもてなしクーポン」を貰えました。旭川に宿泊するともらえる飲食クーポンで、昨日9月14日からの配布だったようで幸運!

ワイズホテル旭川駅前のツインルーム

 今回は珍しくツインルームを選択。ツインルームは使わないベッドがあるのが目障りで、普段は選びません。でもこうして見ると、セミダブルの約1.5倍も広く、まあ悪くないと思いました。

 室内は所々で木を使った素朴な自然を感じさせる装飾で、機能本位で無機質な標準的なビジネスホテルよりもプチおしゃれな印象。


 なぜ今回は、普段は選ばないツインルームを選んだかと言うと…

客室からのトレインビューと旭川市の夜景が楽しめるワイズホテル旭川駅前、

 客室からのトレインビュー!公式ウェブサイトに「ツインルームは列車が見られる」と書いてあったので選択。期待通り。石北本線・宗谷本線の新旭川駅方面、富良野線に向いています。ちなみにJRインの方は函館本線側になります。

ワイズホテル旭川駅前、ツインルームのソファーなど

 ゆったりとした部屋にはソファーが配置されていました。ビジネスホテルだとくつろげる椅子は無いので、だらっとくつろげるソファーがあるのは有り難いです。

 ソファーの横には電気ケトル、お茶パックやインスタントコーヒー、ドライヤー、冷蔵庫などが収納された台も。

 ソファーにテーブルは添えられているのですが、デスクはありませんでした。なのでデスクに向かい一仕事こなしたいという方には向かない部屋かもしれません…

ワイズホテル旭川駅前バスルーム

 バスルームは普通のビジネスホテル仕様。利用しませんでしたが、大浴場とサウナもあります。

ワイズホテル旭川、ベッドサイドの電話やコンセントなど…

 ベッドサイドにはコンセント類も充実で、充電機能がついたUSBポートもあり、新しいビジネスホテルの標準仕様。古いホテルだとコンセント類が少なく、スマホをアラーム代わりに近くに置いて寝たいのにベッドサイドにコンセントが無く困る事も。

トレインビュー!

「旭川飲食おもてなしクーポン」を使い夕食を食べに行き、21時ごろに部屋に戻ってきました。部屋に戻るとやっぱりトレインビューを堪能。

ワイズホテル旭川駅前からのトレインビュー、石北本線の特急オホーツク4号

 21時20分、定刻より5分ほど遅れてやってきた石北本線下りの特急オホーツク4号札幌行き。

 食事に行く前、網走行きのオホーツク3号も見たのですが、後で画像を拡大してみると、コロナ禍という事もあるのか、両列車とも車内はガラガラ。元々、石北本線の特急利用は振るわないのか、次回のダイヤ改正で、旭川‐網走間の特急大雪は臨時列車に格下げされてしまいます。

 臨時に格下げ後も、ある程度の運転日数は確保されるようですが、利便性が落ち乗客離れ、フェードアウトという悪循環は何度も見てきたので今後が心配です。

ワイズホテル旭川駅前から眺める列車、183系代走の特急宗谷

 札幌行きの特急宗谷が定刻より数分遅れで到着。通常投入される261系気動車が検査のため、183系気動車による代走でした。

ワイズホテル旭川駅前からのトレインビュー、単行のキハ40系気動車

 21時33分、単行のキハ40系気動車が東へ通り過ぎていきました。どの列車時刻にも該当しないので回送列車か、もしくは21時20分の名寄行きが少し遅れて出発したのかと思われます。


 そして翌朝…

ワイズホテル旭川駅前から眺める旭川市内とJR線の高架

 窓の外は、北海道第二の都市・旭川らしい都会的な街並みが広がります。奥には大雪系の山々が遠望できました。

ワイズホテル旭川駅前、朝食の一部

 朝食ビュッフェ。…といっても、これは締めのヨーグルトやデザート系。北海道米や地のもののホットミールなど、ビジネスホテルの割にはかなり充実した内容で、お腹いっぱい。

 スタートは6時半と少し早めで、駅巡りでチェックアウトが早めの傾向の私には少し嬉しい時間。でも以前はほとんど7時からのホテルが多かったのですが、最近は6時半の所が増えてきました。

旭川駅に進入するキハ54+キハ40の普通列車

 そして部屋に帰り、名残のトレインビュー。朝の通勤通学需要で、キハ54の2両がキハ40系1両を挟んだ3両編成。名寄を5時50分に出た宗谷本線上りの始発。この編成、後で知ったのですが、後ろの2両が折り返し宗谷本線の7時51分発名寄行きとなり、実は私がこのあとすぐに乗る列車。残される単行のキハ54が後続の8時8分発の比布行きとなります。直前まで客室で寛げるって駅近ホテルの醍醐味ですね。

ワイズホテル旭川駅前、エレベーターホールから見た旭川駅

 部屋を出てエレベーターホールから旭川駅前を見渡しました。正面に見えるのが旭川駅横もう一つのトレインビューホテル・JRインで、AEONが一体化されています。新築・開業からまだ5年。かつてはJR系列の旭川ターミナルホテルがあり、初めての北海道旅行で宿泊したもの。併設の商業施設では何度か食事をしました。

 そして写真右隅に移っている白いビルは、かつてワシントンホテルで、そちらにも1回宿泊した事があります。

 思えば4回、旭川に宿泊した事になります。それだけでなく、幾度となく通り過ぎたり乗り換えたりしたもの。いつの間にか駅の風景は一変。時の流れを感じさせられ、記憶に残った風景や空気感が懐かしく思い出されました。

[2020年9月宿泊](北海道旭川市)

※客室の位置やタイプ、宿泊プランなど諸条件により、この宿泊記のようなトレインビュー環境になるとは限りません。「列車がよく見える部屋」など、予約時のリクエストをお勧めします。