さいたまスーパーアリーナに至便なホテル
7月17日にさいたまスーパーアリーナで開催されたゴールデンボンバーのライブを見るため、同アリーナにいちばん近い宿のホテルメトロポリタン・さいたま新都心に宿泊。
収容人数が万に達し、公演終了後はもの凄い人の波。しかも首都圏で、通勤通学の帰宅客で列車は元から混雑している上に、ライブ帰りの客もごっちゃに入り混じり列車は大混雑だろう。しかし、会場から僅か徒歩数分のホテルメトロポリタン・さいたま新都心は、そんな憂うつとは無縁。そしてライブ前まで部屋でゆっくりでき、ライブには不要の宿泊用の無駄な荷物は部屋に置いておけるのは大きなメリット。まさにさいたまスーパーアリーナのイベントには一押しのおすすめホテルだ。
ホテルへのアクセスは、宇都宮線(東北本線)や高崎線、京浜東北線の列車が乗り入れるさいたま新都心駅から歩いて僅か1分程度。
だけど、私はその日は昼過ぎまで都区内西部にいたため、池袋から埼京線に乗り、二番目の最寄駅の北与野駅で下車。北与野駅からはさいたま新都心への「北与野デッキ」という屋根付きの通路で10分弱。
上級な??ビジネスホテル
私が到着した午後4時、フロントは、私と同じように、金爆ライブのためにこのホテルを予約したファンで混雑。チェックインもちょっと待った。
私の部屋は8階。客室フロアの通路はデザイン性が強く、ちょとしたデザイナーズホテルのような雰囲気。
客室はスーペリアシングルルーム。同ホテルのもっとも一般的なカテゴリーの部屋だ。デスクなど柔らかな木の内装に深紅のクッションやフットスロー(ベッド足元の布)がアクセントでお洒落な雰囲気。
壁掛けテレビ。
広さは17㎡で、やや狭め。価格は満室直前だったためか1万円代後半と高めだった。普段はもうちょっと安く泊まれるようだけど。
至便な場所で、目的に適った最高の立地という事を考えれば、場所代も含め…と言った所だろうか。
開業1周年という事もあり、設備は新しくとてもきれい。もちろん掃除が行き届いているからでもある。
デスクは窓に沿って固定されている。電話とか備品がお洒落。小物入れがあるのが嬉しい。冷蔵庫、電気ケトル、と言た標準的な備品や空気清浄機も完備。一通りのものは揃っていた。
設備的にはビジネスホテルだけど、ビジネスホテルのように無機質でもない。デザインをお洒落にするなどワンランク上の雰囲気。上級ビジネスホテル、準シティホテルと言った感じだろうか?
トレインビュールーム!!
ホテルメトロポリタン・さいたま新都心で予想外、そして鉄道ファンとして…何よりも嬉しかったのが…
客室から列車が眺められる事!東京上野ラインや京浜東北線、貨物線など、十数線の鉄路の海を見下ろす圧巻のトレインビュー。まったく意識していなかったので、嬉しいサプライズだった。
高崎線から直通、東京上野方ラインの列車。
線路の東側には、東横インさいたま新都心もある。あちらからでも、きっと列車がよく眺められられる事だろう。
東北本線上り線を回送される651系電車。常磐線の特急スーパーひたちで活躍したというイメージが強いが、現在は高崎線系統の特急で運用。これか上野に到着すると、折り返し下りの特急スワローあかぎになるのだろう。
651系から少し離れ、貨物線をJR貨物のEH500形電気機関車が単行で走って行った。
上りの京浜東北線列車。
首都圏の幹線だけあって、列車の往来は頻繁。何気に外を見ているだけで何か列車が通り過ぎてゆく感じ。まさに狂喜乱舞のトレインビュー!!
もし各方面への寝台特急や夜行急行など夜行列車が運転されている時代だったら、旅立ちの夜…、あるいは早朝に終点の上野駅を目指す列車を眺めていた事だろう。
快適な室内で、昼の暑さにやられた体を癒しつつ、存分にトレインビューを楽しんだ後は、万全の体調でさいたまスーパーアリーナへ…
終演は夜の9時ごろ。周囲に飲食店はたくさんあり、ホテルの館内のペストリアンデッキ直結のフロアにコンビニエンスストアもあった。私はもう部屋でゆっくりしたかったので、コンビニで弁当を買って、夜のトレインビューを愉しみつつ部屋でくつろいだ。
朝食ビュッフェ
翌朝は朝食ビュッフェへ。私が予約した時は、朝食無しのプランしかなかったので、どんな感じかと別料金で2000円弱支払って利用。
朝食ビュッフェ、和食の小鉢。
朝食ビュッフェ、キッシュ。朝食もインスタ映えを狙っているか、見栄え良く陳列され、見た目も美味しそう。
デザートのレモンゼリーとマンゴーソースがけのヨーグルト。レモンゼリーはフルーツや花びらも散りばめられ朝食とは思えない一品。
どれも美味しくいただいた。ごちそうさまでした!
ホテル最寄駅のJR東日本・さいたま新都心駅。ちょうど朝ラッシュ時間帯。
さいたまスーパーアリーナやホテルメトロポリタンがあるさいたま新都心は、大量の貨物列車の入れ替えを行っていた大宮操車場の一部を再開発した街だ。街開きから18年、大規模開発で生まれた人工都市も、すっかり私たちの生活に馴染んでいるように映った。
東京だけでなく、関東各地、東北、湘南など各地へ行く列車が多く乗り入れ、翌日の鉄道旅行にも便利な立地。大宮の鉄道博物館を訪れてもいいかもしれない。私はこの後、川越線や八高線、青梅線の駅巡りを楽しんだ。
[2018年(平成30年)7月訪問](埼玉県さいたま市)
(※トレインビューの部屋を希望される際は「列車・電車が見える部屋」など、事前のリクエストをお勧めします(ホテルによってはトレインビュープランがある場合も!)。 但し、客室タイプや位置、宿泊プランなど諸条件により、この宿泊記のようなトレインビュー環境になるとは限りません。)