築百年越えの木造駅舎









田野駅訪問ノート
宮崎市南西部の田野町にある駅で、田野町は2006年1月1日に宮崎市に編入されるまでは独立した自治体だった。旧田野町の中心駅で山間に開けた街並の中に位置する。
駅の開業は1916年(大正5年)10月25日。開業当時からの木造駅舎が現役だ。
田野駅は2009年にNHK「にっぽん木造駅舎の旅」で、和菓子屋が入居する木造駅舎として紹介されたのが印象に残っていた。いつかそのお店のお菓子を駅で食べたいものと、密かに思い続けていたが、いざ訪問してみるともう無くなっていて、他の会社が入っていた。放送から10年も過ぎていたので、そうなっていても不思議ではないか…
木造駅舎は築100年を超えているが、お菓子屋が入居していた事もあり、正面にシャッターが取り付けられるなど、かなり改修されている。しかし残された木の窓枠は使い古され、100年の駅舎の懐の深さを感じさせた。
[2020年(令和2年)6月訪問](宮崎県宮崎市)
レトロ駅舎カテゴリー: JR・旧国鉄の一つ星レトロ駅舎