遂にYouTuberデビュー!!?
実はこの前の2020年6月の、日田彦山線、日豊本線、吉都線、肥薩線を巡った九州駅巡り旅行では、いつくか動画も撮影していました。猫も杓子もYouTube状態で、情報発信手段としてInstagramに並ぶ勢いがあり、自分もちょっとやってみようかなと…
題材はやはり私の旅のメインテーマである駅巡り…特に木造駅舎になるかと思います。
どんな動画を作りたいかと言うと、見てる方も実際にその駅を歩いたり観察しているような気分になれる臨場感のある動画を撮りたいです。ナレーション、BGM無しで淡々と、人の気配や鳥の鳴き声など、周りの色々な音も取り込み、このウェブサイトで書いている駅訪問記をそのまま動画にしたような感じでになるかと思います。
機材は旅のお供、富士フィルムのミラーレス一眼・X-T3。カードスロットが2つあって、動画と静止画と分けられるのが便利。今では後継のX-T4が出ていて、ボディ内手振れ補正が動画でも有効に機能するようです。
色々撮影したのですが、一本まとめたのでどうぞご覧ください(拙な過ぎるのはご容赦を…)。訳あって、ほどんど無音で編集しましたが、終盤5分の1位の列車走行シーンだけは音声が入っています。
「開業の大正4年以来の木造駅舎が残る日豊本線・下ノ江駅」
↓
初めて動画を撮影してみての雑感
いやあ…意外と難しかったです。撮影も編集も全くの素人、初心者そのもの。特に撮影は、改めて見ると初めて気づいた事、反省点とか色々ありました。
ブレるブレる…
ブレが一番気になりました。手持ち撮影だったのですが、歩いて撮影した映像には船酔いしそうなレベルのものさえ(笑) ブレは時として味になりそうではあるのですが…。静止画では、広角側ほど手振れしづらいので、しっかり保持するという基本はもちろん、ズーム値は換算28mm以下にした方が良さそう。
世の中にはジンバルという、カメラを取り付けブレを抑えながら撮影できる棒のような撮影道具があるようですが、そこまでは…と思います。
カメラワーク
カメラの取り回し…カメラワークって言うんですか?意外と難しいですね。動かし方がせっかちで、見ていて落ち着きがない感じでした。上の下ノ江駅の動画は旅行2日目で、1日目の反省を元に、これでもゆっくり動かしたつもりなのですが、まだまだ動きが早く感じました。
あと静止画でも右肩上がりになる癖があるので、それも直さなければ…
音
カメラの内臓マイクの質はともかく、自分の息遣いまで至る場面で収録されていたのはショックでした。激しく呼吸していた訳ではないのですが…。それが下ノ江駅の動画をほとんど無音にした理由だったりします。
カメラ内臓のマイクは、指向性… 音の取り込み範囲が広めのものが多いらしく、周りの音を広く拾ってしまうようです。周りの音を拾うのは臨場感を高める一助になるとは思うのですが、呼吸音は我ながら聞いていて不快でしたorz…
ストロボの接点に繋げて使うガンマイクとか、指向性が一定方向に強い外付けマイク使うと、カメラ後方に位置する私の息遣いは拾いづらくなるものなのでしょうか?
↓ コレとか何か欲しいな…
あとカメラの操作音を拾ってしまいます。露出補正は右肩上のダイヤルでやるのが手っ取り早く便利なのですが、カチカチと周囲の音とは明らかに違う操作音が記録されてしまいます。これはタッチパネル操作でできるので、慣れる必要があります。
ガラスに自分の姿が映る…
ガラス窓とかに自分の姿が映るのが目障りでした。特に出札口、手小荷物窓口と言った窓口部分は、木造駅舎の好きな部分で、撮影したい部分。だけど角度とか条件によってはくっきりと映ってしまいます。しかもピンク色のシャツを着ていたため、目立つ事、目立つ事…
ぼかしを入れる事はできますが、不自然になり雰囲気を阻害しまう感は否めません。PLフィルターの装着。あるいは映っても、きついぼかしを入れないで済むように、落ち着いた色の服を着ていくとかした方が良さそう。
やる事が増えると場の空気を体感する時間が短くなる?
撮影技術とは関係ありませんが、これがいちばん気になりました。写真を撮って更に動画も撮って…。それだけでも直に見たり、その場の空気感を感じたりする時間が減るので、まるで現地で現地の写真や映像を見に行っている感。中には、ツイッターとかインスタグラムを現地から中継のごとく、どんどん更新している人がいますが、自分には無理。
写真撮影はもう自分の旅の一部なのですが、それに動画が加わると負担になるかもと感じました。動画撮影が不慣れで要領が悪かったというのはあると思いますが。
動画撮影を旅のメインにする気は今の所無く、滞在時間が長くなる駅で、ついでにちょろっと取る程度のつもりです。しかし、あまりにも負担になるようなら止めるかもしれません。
でも興味を持って、折角始めたので、しばらくは試行錯誤しながらやっていこうと思っています。