列車でゆく桜満開の山陰路~駅・桜旅2007~



JR山陰本線・御来屋駅、山陰最古の駅舎と桜の老木
山陰最古の駅舎に桜の老木が寄り添う。
太い幹が切られているが、今年も美しく花を咲かす。
駅舎共々、かくしゃくとしている。

御来屋駅(JR西日本・山陰本線)

JR山陰本線・名和駅近くをゆく列車、満開の桜と日本海
駅から一歩ると、坂の上で桜が見事に咲いているのが見えた。
その様子に魅かれ桜の下に歩み寄った。
振り返ると桜のトンネルの向こうには
走り抜ける列車と紺碧の日本海の風景が
まるで桜の望遠鏡で見ているかのように望めた。

名和駅(JR西日本・山陰本線)

JR西日本・山陰本線・湯里駅、旧駅舎跡地に咲く満開の桜
記憶を頼りに、かつての出入口付近に立ち桜を眺めた。
駅から出ると桜がこうやって出迎えてくれたんだと、
ありし春を想像し、味わい深かった木造駅舎を偲んだ。

湯里駅(JR西日本・山陰本線)

JR西日本・三江線・川戸駅廃ホームの満開の桜
駅も桜も、列車が再びやってくるのを待っている。

(JR西日本・三江線、川戸駅)

JR三江線・川平駅・提灯が吊るされた満開の桜
満開の桜には提灯が吊るされ、まるで桜祭りの雰囲気。
前夜、この駅を代行バスで通り過ぎた時
幻想的だった夜桜風景が頭の中で交差した

(JR西日本・三江線、川平駅)

JR山口線・青原駅、側線ホーム跡の桜
ふと下車したローカル駅の廃ホーム。
草生し廃れた風景が、
春は桜で華やかに彩られる。
JR西日本・山口線・青原駅、咲く遅れた桜の花一輪
桜が咲き乱れる中、咲き遅れた花がひとつ。
その様子が可愛らしく、
無数の花の中、その花ひとつに強く心が吸い寄せられた。
JR山口線・青原駅、側線跡の大きな桜の木
駅員さんや貨車で
かつては賑やかだったであろう側線跡に、
廃ホームと錆びたレール、
そして一本の桜の木が残っていた。

(JR西日本・山口線、青原駅)

JR西日本・山口線・徳佐駅、ホーム横の満開の桜
列車待ちの手持ち無沙汰。
そんな時間を
一本の桜の木が慰めてくれる。

(JR西日本・山口線・徳佐駅)