いつの間にかアパホテルに!??
2025年10月、京都の福知山に泊った。
折角なので部屋から駅や列車見えそうな、いわゆるトレインビューホテルは無いかと探すと、駅前に「アールイン福知山」というホテルがあった。予約時に
「できれば列車や駅がよく見える部屋で。」
とリクエスト。リクエストにご配慮いただき、トレインビューを存分に楽しんだ。
それから約10ヶ月、素晴らしかったトレインビューを記事にするかと思いちょっと調べたら、いつの間にかアパホテルなっていた!施設はそのままに看板を付け替える、いわゆるリブランドという手法。新しい名前はアパホテル京都福知山駅前。今年2026年5月に変わったばかりとの事。
宿泊記はやめようかと思ったけど、別のホテルに変わっても、取り壊されない限り、また、眺めを遮る建物が建たない限り、見える風景は同じなので、まあいいかと思った。
アパホテルはビジネスホテルを中心に1000件を超えるホテルを持つ、今や日本有数のホテルチェーン。社長のキャラが強かったり、政治的思想が偏り気味だったりと何かと話題のホテル。
自分のイメージとしては部屋が狭い!それにしても狭い…。あるアパホテルでは部屋が狭過ぎ、壁に据え付けられたデスクは元々狭い上に、TVや電話、アパの広報物のスタンドやらで半分以上が占拠されほとんど棚。弁当はベッドの上に広げた食べたという思い出(笑)
福知山駅前はと言うと…

アールイン時代の写真だけど結構広め。公式ウェブサイトを見る限り、内装や設備のリニューアルはしたけど、部屋はそのままのように見受けられる。アパホテルとして新築した施設は部屋が狭めになるけど、このようにリブランドオープンのアパは、元々の部屋のままで広めになる傾向のよう。福知山はシングルで16㎡なので、一般的なビジネスホテルよりも広め。
アパは狭いと文句は言ったけど、設備や掃除・メンテナンスは及第点なので安心して選べると思っているので、別に嫌いではない。
福知山駅が目の前のトレインビュー
カーテンを開けると…

ホテルは南口側の駅の目の前にあり、福知山駅がすぐ目の前に!駅周囲の福知山市の夜景もいい感じ。

4番線には新大阪からの福知山線特急こうのとり23号。この福知山で終点。

福知山駅と言えば、JR西日本の山陰本線と福知山線の他に、ウィラートレインズ…、通称・京都丹後鉄道(略称・丹鉄)の宮福線も。
3番線から出発してゆく車両は丹鉄車、丹後の海・KTR8000形。京都発の特急はしだて11号の宮津行きとして運用。丹後の海には5年ほど前に乗ったけど、木を多用したお洒落な車内。タンゴディスカバリーという車両を、鉄道車両を多く手掛ける水戸岡氏のデザインでリニューアル。全国の鉄道に広がり過ぎた水戸岡デザインを、普段あまり快く思っていないけど、旅の気分がちょっと高まったのは悔しいような(笑)いい車両だった。

列車や駅の眺めは素晴らしいけど、窓の位置が高いのが少し残念。窓際に椅子を持って行って座っても、首だけ出る感じ。トレインビューの夕食をと悪戦苦闘…。窓際がハイデッカー…、もしくはお立ち台のように高くなっていれば、もっと嬉しい(笑)
朝のトレインビューに期待し就寝…
福知山の風景を背に丹鉄とJRのトレインビューを堪能
福知山の夜明け…

6時過ぎ、ベッドから出ると、ちょうと東の空が赤く染まりはじめていた。

京都北部の中核都市、福知山。雄大な山に取り囲まれた福知山盆地に街並みが広がる。
市街地に鉄道の高架が通り、4方向からレールが交わる。福知山駅東側では山陰本線と福知山線が分岐。ちょうど山陰本線・園部行き2両編成の列車が東へ、

東の方には線路沿いに、明智光秀が築いた福知山のシンボル・福知山城が見えた。その下を特急きのさきが京都に向け出発していった。

すっかり夜が明けた福知山駅。5番線には福知山線の丹波路快速・大阪行きが入線。

丹鉄、宮津行き。1988年の宮福鉄道開業時に導入されたMF100。宮福鉄道→北近畿タンゴ鉄道と言えば、私の中ではレトロな感じのこの車両というイメージだけど、残す所、このMF102のみ。だけど海の京都トレインにリニューアルされ、もうしばらく活躍は続きそう。

眼下に目を転じると、駅前には蒸気機関車のC11-40号機が静態保存されていた。しかも転車台の上に!南口一帯は、元々、福知山機関区があり、2005年の駅高架化に際し公園として整備。C11-40号機は同機関区に属し、転車台も同機関区にあったもの。よく見ると、周囲の表面が、転車台を中心にレールが放射状に伸びているようにブロックが敷き詰められているのが心憎い演出。

山陰本線下り、豊岡行き。
南側の線路沿いにはホテルサンルートがある。あちらの方が線路が近く、より列車を身近に見られるけど、駅や列車の俯瞰、市街とか福知山の風景も眺められ、総合的にはこっちの方がいいかな…?
(※楽天トラベル: ホテルサンルート福知山)
ホテルから全体を見渡すとこんな感じ。パノラマ合成が一部、上手くいっていない部分もありますが…
泊まった部屋は最上階9階、北向きのいちばん西端の部屋。事前にリクエストしただけあってトレインビューには最良の部屋を用意していただけ感謝。いくつか東側の部屋の方が、より駅の正面で、駅東側を出入りする列車もより見やすかったかもしれないけど、あんまり東側に行くと、折角の丹鉄が見づらくなりそうなので、ちょうどいい塩梅だったかも…

チェックアウト直前、JR東海のキハ85…じゃなくて丹鉄のKTR8500が入線。
地上から福知山駅

2005年にJRが、2009年に丹鉄(当時は北近畿タンゴ鉄道)が高架化された福知山駅。
駅舎のデザインは、福知山の伝統的な盆踊り「福知山音頭」で、女性が被る笠をイメージしたもの。福知山音頭は16世紀後半、明智光秀が福知山城を築城した際、領民たちが「ドッコイセ、ドッコイセ」と掛け声を掛け合いながら物資を運んのが起こりとか。

C11-40号機。真上から転車台ごと見下ろすのも面白いけど、地上で見るのはより迫力が迫り来る感。

JRホームの北側に、丹鉄ホームがあり、先ほど見下ろしたKTR8500が停車中。これから特急たんごリレーとして宮津経由で豊岡へ。
KTR8500、宮津線開業100周年ヘッドマークと付けている以外、JR東海時代と全く変わらず、まだ特急ひだ、特急南紀として生きているかのよう。両特急にはお世話になったもので、懐かしいなぁ…

福知山駅、京都行き特急はしだてと新大阪行き特急はしだての並び。はしだては京都サンガF.C.ラッピング・KYOTO SANGA TRAIN。
京都、大阪方面から丹波地区や京都北部を、福知山駅を要にシームレスに行き来できる特急列車のネットワーク「ビッグXネットワーク」。飛行機でいうハブ&スポークのようなもの。福知山駅で接続時間が短くなるようダイヤが調整され、ほとんどが同一ホームで乗換え可能。登場時はなんて名前だと思ったけど、今でも立派に機能しているよう。
私は特急こうのとりで大阪方面へ…
[2025年(令和7年)10月訪問](京都府福知山市)
(※トレインビューの部屋を希望する際は「列車・電車がよく見える部屋」など、事前のリクエストをお勧めします。 (ホテルによってはトレインビュープランがある場合も!) 但し、客室タイプや位置、宿泊プランなど諸条件により、この宿泊記のようなトレインビュー環境になるとは限りません。)




