飛騨小坂駅、駅舎と風景






飛騨小坂駅訪問ノート
飛騨小坂駅は、長野県と岐阜県に跨る霊峰・御嶽山の登山口としてかつては賑わったという。登山客を意識したためだろうか…、丸太を組んだ山荘風の造りが印象的な木造駅舎だ。車寄せの千木も、山荘風の駅舎ながら、霊峰の玄関口らしい威厳を不思議と添える。
しかし、この駅から御嶽に入る人は減ってゆき、2011年4月1日からは遂に無人駅となってしまった。来訪者を歓迎するアーチ状の看板など行楽色を残した駅前と、山荘風の駅舎に、かつの面影を感じるのみだ。そう思うと、せめてこの駅舎だけは末永く、できたら有効な活用方法は無いものかと思わずにはいられない。
[2013年(平成25年) 7月訪問] (岐阜県下呂市)
レトロ駅舎カテゴリー: ~JR・旧国鉄の三つ星クラス駅舎~