JR東日本、横浜支社の木造駅舎って…



 2019年10月に訪れたJR東日本・横須賀線の横須賀駅。

JR横須賀線・横須賀駅の木造駅舎、コンコースの大屋根

 コンコースは天井が無く、屋根裏の木の構造が見える状態。柱は無く木材で複雑に組まれた木が屋根を支えている光景は迫力あり、まさに大屋根の風格。


 2020年10月。東海道本線の普通列車でのんびりと帰宅する道すがら、駅巡りをしていました。

JR東日本東海道本線・早川駅、屋根裏がむき出しの待合室

 早川駅。こちらも横須賀駅同様、屋根裏が剥き出しになっていました。駅舎は小さく横須賀駅ほどの迫力は無いですが、木組みが見える様は十分に印象的。

JR東日本・東海道本線・根府川駅の木造駅舎、屋根裏

 根府川駅。

JR東海道本線・真鶴駅、木の構造が剥き出しの屋根裏

 そして真鶴駅…


 昔、JR東日本横浜支社の工務部のある社員が
「天井なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ!」
と、言ったとか言わないとか(笑)


 この地区以外で、天井が無く屋根裏の構造が剥き出しになっている駅が無い訳ではありません。しかし、路線、部署、支社といった一つの単位で、天井が無く屋根裏が剥き出しになっている木造駅舎が揃っている例は無いのではないでしょうか?知らんけど…

 しかし、鳥が住み着くの防ぐためか、どの駅もネットが掛けられていました。
 「飾りじゃないのよ天井は~」
と言った所なのでしょう。

 けれども、コスト的には天井でがっちり塞ぐよりかは安上がりなのでしょう。それに天井裏にはネズミとか動物が住み着きやすく、配線をかじられると、最悪、火災が発生する恐れも。なので天井を取っ払う事によって、その面倒を除去できるのでしょう。なのでやっぱり、天井は要らないと決めた人々にとっては、やはり飾りだったのかもしれません。