大沢内駅、駅舎と風景
大沢内駅訪問ノート
「おおざわない」と読む難読駅。
駅は1930年(昭和5年)10月4日の開業。建築時期ははっきりとしないが、古くからの木造駅舎が残っている。サーモンピンク色のモルタル壁のが印象的で、変っているのがL字状の形状だ。待合室など中心になる部分に対し、直角に配置された部分は、駅員の居住スペースっぽい造り。泊まり込みで勤務していた頃の名残だろう。
津軽飯詰駅、嘉瀬駅、五所川原駅など、津軽鉄道に残っている古駅舎は、他の木造駅舎とは違った独特な雰囲気があり、改修も控えめで、まさに津鉄らしさをよく残した駅舎と言える。それは、そこはかとない昭和感とでも言うのだろうか…。くすんだ色彩の独特なレトロ感を放っている。
[2012年(平成24年)2月訪問] (青森県北津軽郡中泊町)
~◆レトロ駅舎カテゴリー: 私鉄の二つ星駅舎~