昭和5年築の木造駅舎
野馳駅訪問ノート
1930年(昭和5年)11月25日開業時から使い続けられる木造駅舎。それ以来大きな改修される事は無かったのだろう。昔のままの造りをよく留め、使い込まれより渋味を増した木の質感が印象深い。
駅舎の旧駅事務室にはタクシー会社が入居し、簡易委託を請け負っている。そのため、これほどまでに古く味わい深い駅舎が、結果としえて見事に活用されている。駅事務室に人がいる光景は、正式な駅員さんではないものの、半世紀以上前の鉄道が賑やかだった頃の駅を思い起こさせる空気感に溢れている。
[2015年(平成27年) 4月訪問] (岡山県新見市)
~◆レトロ駅舎カテゴリー: JR・旧国鉄の三つ星駅舎~