イビス モスクワ キエフスカヤ~モスクワ市内の便利な立地のホテル~



シェレメチボ空港からのアクセスも良好なホテル

 ロストバゲージで到着日から疲労困憊のロシア旅行。初日モスクワのホテルは、ターミナル駅の一つ・キエフスキー駅前の
イビス モスクワ キエフスカヤ (Ibis Moscow Kievskaya)

 モスクワ・シェレメチボ空港からアエロエクスプレスで、モスクワ・ベラルーシ駅に到着。環状線の地下鉄5号線に乗り換えて2駅と、空港からのアクセスも良好でした。

 地下鉄の最寄駅はキエフスカヤ駅。巨大なショッピングモール・エヴロペイスキー(Evropeisky)を通り、ホテルに到着し。駅から徒歩5分位でした。

モスクワ、ホテルイビス・キエフスカヤ、入口

 ホテルはガラスばりの現代的な建物で、イビスだけでなく、ノボテル、アダージョといった他のアコーホテルズのホテルと同居しています。エントランスも共通で、5階で簡単なセキユリティチェックを受けると、道は3手に別れ各ホテルのフロントに。

 アコーホテルズは日本にも進出しているものの、知名度はそれ程でもありません。しかし、フランスのパリを本拠とする世界的なホテルグループで、私もヨーロッパ旅行では何度かお世話になりました。イビスはアコーホテルズの中で、宿泊料金が安い方で、三つ星から二つ星クラスと言った印象。日本で言うなればビジネスホテルに近い感覚のホテル。モスクワの宿泊は料金を抑えようとイビスを選びましたが、後で同じ場所ならばランクが上のノボテルにした方がよかったかなと少し後悔…

客室

モスクワ、ホテルイビス・キエフスカヤの客室

 部屋はシングルルーム。おしゃれなブティックホテル風の内装。以前に泊まったイビスはもっと素っ気無いという印象だったので驚きました。そしては部屋がきれい。ここで十分だったと思いました。部屋は広くは無いですが、日本のビジネスホテルほど窮屈には感じませんでした。

モスクワ、ホテルイビス・キエフスカヤ、客室のデスクまわり

 窓際のテーブルまわり。デスクの下には空の冷蔵庫も。その左横にはタンス…、と言うか壁で仕切られた収納ラックが設置されていました。無料Wi-fi完備。

 歯ブラシ・歯磨き粉、シャワーキャップと言ったアメニティ類はほとんど無く、ポンプ式の液体石鹸があっただけ。風呂はバスタブは無しのシャワーブース。そのあたりが、ヨーロッパのホテルのクラス相応です。

意表を突かれた朝食ビュッフェ

翌朝、朝食で、ホテル内のレストラン・イビスキッチンへ…

モスクワ、ホテルイビス・キエフスカヤ、朝食ビュッフェのサラダ

 サラダ、ハム、チーズetc…

モスクワ、ホテルイビス・キエフスカヤ、朝食ビュッフェのパンケーキなど

 パンケーキ、ハッシュポテトなどのホットミール。ホットミールは、この他にもソーセージや卵料理や野菜などもありました。

モスクワ、ホテルイビス・キエフスカヤ、朝食ビュッフェのパン類

 パンやジャムはお洒落に並べらています。ロシアやヨーロッパにもインスタ映えというような言葉があるのでしょうか?かつてイビスに泊まった経験から、たいして期待していなかったのですが、予想外の朝食の充実ぶりにびっくり。以前のイビスはコンチネンタルブレックファーストで、パンやコーンフレーク、ハムやチーズと言った冷たいものが中心の朝食でした。


 私はマルセイユ、ディジョン、ブリュッセル南駅と3つのイビスホテルに泊まった事があります。その印象では、料金が安めで、部屋は必要なモノは備えているけど、素っ気無いバジェットホテルという記憶。

 だけど部屋も朝食も良くなっていました。アコーホテルズの公式ウェブサイトを見てみると、以前とは違い、かなりホテルのクラスが増えています。シンガポールのあのラッフルズも、私が大阪で泊まったスイスホテルも、今ではアコーホテルズ傘下のよう。イビスは「バジェット」「スタイルズ」、そして今回私が泊まった無印イビスとも言うべき、3カテゴリーのホテルがあります。もしかしたら、ここ最近はイメージ戦略と言うか、売り方が変わったのかもしれません。

 安いと言っても、公式や色々なホテルウェブサイトを見ると、1泊1万円前後のよう。でもホテル代が高いモスクワでは、まあ、こんなものなんじゃないでしょうか…

部屋からの眺めはステーション&トレインビュー!

ホテルイビス・キエフスカヤから見たロシア鉄道のキエフスキー駅

 部屋からはロシア鉄道のキエフスキー駅が一望の下に!駅前という事で期待していたのですが、期待通り!巨大なドームが立ちはだかっているのが、いかにもヨーロッパのターミナル駅っぽい風情。

 実は旅行会社に予約の時点で「列車が見える側」とリクエストを出していました。共産主義時代でしたらマークされそうな案件ですが(笑)、無事に通っていました。

ホテルイビス・キエフスカヤから見たトレインビュー

 キエフスキー駅とモスクワの街並みの眺め。解りづらいですが、写真の右上の丘陵地帯は雀が丘というモスクワの名所で、スターリン・クラシック様式の建築物・モスクワ大学も遠望できます。

ホテルイビス・キエフスカヤから見たトレインビュー2

 いちばん奥のプラットホームに何やら共産圏っぽい緑色の客車がやってきました。

キエフスキー駅、朝の通勤通学風景

 朝を迎えたモスクワの通勤風景も垣間見えました。

ホテル周辺

ロシア・モスクワのターミナル駅、キエフスキー駅

 ホテルの目の前にある、ロシア鉄道、モスクワの9大ターミナル駅の一つ、キエフスキー駅(キエフ駅)。重厚な駅舎です。その名の通りウクライナのキエフ方面への列車が発着します。他にも、モスクワ・ヴヌコヴォ空港へのアエロエクスプレスや近郊列車も発着

 地下鉄は3号線、4号線、5号線のキエフスカヤ駅があり、多くの場所に1回の乗り換えでいけます。サンクトペテルブルグへの列車が発着するレニングラード駅は、地下鉄5号線乗り換えなしで隣接のコモソモーリスカヤ駅に行けます。

モスクワのショッピングモール・エヴロペイスキー

 そしてイビス・モスクワ・キエフスカヤとは道路一本を隔て、巨大ショッピングモールのエヴエロペイスキーがあります。中は日本のショッピングモールと同じような雰囲気で、海外の有名ブランドからスーパーマーケット、ユニクロまで多くの店が入っています。夜の10時まで営業。

 中国東方航空モスクワ行きのフライでロストバゲージに見舞われたのですが、ホテルのすぐ近くにこのエヴエロペイスキーがあって、遅くまで営業していたため、とりあえず必要なものをすぐに買う事ができました。結果として、このイビスモスクワキエフスカヤで幸運だったと言えます。

モスクワのショッピングモール・エヴロペイスキー夜景

 ホテルにより近い別の角度から見たエヴエロペイスキー。より印象的な夜の佇まい。画像右端にちょっと見えているのがキエフスキー駅です。

[2018年9月宿泊](ロシア共和国モスクワ市)