紀伊有田駅(JR西日本・紀勢本線)~木造駅舎の旅~



紀伊有田駅の風景

JR西日本・紀勢本線・紀伊有田駅、幅が狭いプラットホーム
( この辺の駅の島式ホームは旧国鉄の割に狭い。海に近く立地に余裕が無いからだろうか? )
紀勢本線・紀伊有田駅、歴史感じる石積みのプラットホーム
( 石積みの構造が残るホームは歴史を感じさせる。 )
JR西日本・紀勢本線・紀伊有田駅、昭和15年築の改修された木造駅舎
( 駅開業の昭和15年(1940年)築の木造駅舎が残るが、正面は新建材で改修されてしまった… )
JR西日本・紀伊有田駅、古い木造駅舎らしい質感残る側面
( しかし側面は古い木の質感露わな木造駅舎らしい造りを残す。 )
紀勢本線・紀伊有田駅、駅舎待合室の造り付けベンチは木で改修
( 待合室内の木製造り付ベンチは古いものの上に新しく木材を載せるという形の改修。脚は古いまま。 )
紀勢本線・紀伊有田駅、駅への道沿いにある桜並木
( 駅は集落から少し奥に立地。駅や周辺の桜の木々が、今度は春に来たいと思わせた。駅から7、8分歩くと海だ。)

紀伊有田駅訪問ノート

改修されてはいるけど、一応木造駅舎という事で、大した期待もせずに下車してみた。しかしその期待をいい意味で裏切る古い味わいを残す駅舎だった。

 石積みのプラットホーム、僅かに古さを残す駅舎外観も興味深かったが、特に驚いたのが、待合室内の木製の造り付けベンチだった。このようなベンチが改修される場合、古いものは取り払い、新しいものに交換するというパターンが多いように思う。そういう場合、大抵、素材は新しいものになり、味わいはいま一つ…。

 しかしこの駅では、古いベンチの構造を残し、その上に新しい木材を載せるというとてもユニークな改修方法が採られている。しかも、新しい方は古いものと比べても違和感の無い造りになっている。ザラザラとし、真新しさを感じさる木材の白々しさが眩しく私の目に映った。

 この木製ベンチがこれから何人もの駅利用客に座られ、年月を経て、どれだけいい味を醸し出すようになるのだろう…、それを見にまたいつか、この駅に訪れたいと思う。

[2013年(平成25年) 1月訪問](和歌山県東牟婁郡串本町)

~◆レトロ駅舎カテゴリー: 一つ星 JR・旧国鉄の一つ星駅舎